「女子ゴルフ・ＲＫＢ×三井松島レディス」（１２日開幕、福岡ＣＣ和白Ｃ＝パー７２）

　前年大会（２０２２年まで『ほけんの窓口レディース』の名称で開催）覇者の渡辺彩香（２９）＝大東建託＝は１１日、大会２連覇へ意気込みを語った。

　前年は高橋彩華とのプレーオフを制して優勝。以降は昨年のリコー杯で４位、今季開幕戦のダイキン・オーキッドレディースで６位と善戦するものの、勝ち星から遠ざかっている。「ここ１カ月くらいショットが思うような形ではないところ」と自身の状態にも満足していない様子。それでも、連覇に向けて「その中でも良い調整ができている」と意気込んだ。

　ショットの不調の原因はスイング改造が過渡期に入っているため。課題に感じていた手打ちのスイングを改善中で「いかに勇気をもって、体の回転だけで打つこと今は徹底している」と渡辺。「どうしても昔の染みついたスイングと新しいスイングの狭間で戦っている感じはありますね」と今の状態を話した。

　連覇に向けて気合は十分。「あの優勝以来勝ててない。一年経ってしまったが今週含め早く勝てるように頑張りたいと思っているので、連覇を目指して全力で頑張りたい」。１年ぶりの優勝へ闘志をみなぎらせた。