「女子ゴルフ・ＲＫＢ×三井松島レディース・最終日」（１４日、福岡ＣＣ和白Ｃ＝パー７２）

　通算１１アンダーで並んだ双子の岩井明愛、千怜姉妹と、昨季年間女王の山下美夢有の３人によるプレーオフは岩井千が制して、今季初優勝した。昨年のＣＡＴレディース以来の通算３勝目。

　１８番パー５で行われ、１ホール目は３人ともパー。同じ１８番での２ホール目は、３人ともフェアウエーからの第２打で攻め方が異なった。最初に山下がフェアウエーにレイアップすると、続く岩井明はドライバーでグリーン手前ラフへ。さらに岩井千も直ドラでさらに近いグリーン手前ラフに運んだ。

　山下が第３打をピン右上３メートルにつけると、岩井明は左下１・５メートルへ。最後に岩井千が右下１メートルにつけた。

　第４打は山下のパットがカップを半周して外れ、岩井明も左に外してともにパー。最後に岩井千が真ん中から沈めて決着した。

　この日は７位から出た双子の妹・岩井千が７バーディー、ノーボギーで６５の猛チャージ。首位から出た姉の岩井明も６９をマークし、５位から出た山下美夢有もバーディー、ノーボギーの６６と追い上げて、３人が通算１１アンダーで並んだ。双子姉妹のプレーオフは女子ツアー史上初。

　首位から出た青木瀬令奈は７０の通算１０アンダーで４位フィニッシュ。桜井心那、福田真未が７アンダーで５位に並んだ。