松山英樹は23位「この状態でこの順位は大きい」「来週は上位で戦えるように」次戦・全米プロへ前向き
「米男子ゴルフ・AT&Tバイロン・ネルソン・最終日」(14日、TPCクレイグランチ=パー71)
26位で出た松山英樹は5バーディー、ボギーなしの66でスコアを五つ伸ばし、通算15アンダーの23位だった。小平智は68で回り12アンダーの43位。62をマークしたジェーソン・デー(オーストラリア)が通算23アンダーで約5年ぶりに優勝した。ツアー通算13勝目。
松山は5番パー5で第2打をグリーン左手前まで運び、3打目を1・5メートルに寄せてバーディーが先行。7、9番もバーディーとし前半だけで三つ伸ばした。後半も11、12番をバーディーとし、ボギーなしのラウンドだったが「うーん。なんて評価すればいいのかわからない」と悩ましげに振り返った。
「アイアンに関しては、いいものが出てきそうな雰囲気はある。パッティングも昨日、おかしくなったものを今日の前半うまく戻せたのでよかった」と言うが、問題はティーショット。「スイング自体がうまくできない。きょうの18番みたいに突拍子もなく左に行ったり、16番みたいに右に行ったりを繰り返す。もう少しやることをしっかり絞っていかないと戦えない」と課題を口にした。
4月のマスターズ・トーナメント後、日本に一時帰国するなどして首痛の治療に専念。今回が約1カ月ぶりの復帰戦だった。「悪いスイングといいスイングの幅が広い。前半は意外に耐えていたが、後半にちょっと疲れが出てくるとその幅が一気に大きくなる」
ただ、休み明けの試合で4日間を戦い抜けたのは何よりの収穫。「思ったより体がもったのがすごく大きい。来週に向けて4日間できたのはすごく大きい」。次戦は17日開幕の今季メジャー第2戦、全米プロ選手権。「修正点は多すぎて大変だが、この状態でこの順位にいられるのは大きい。来週はもう少し状態が上がって、上位で戦えるようにしたい」と話した。