松山英樹は通算5オーバー29位 パター苦戦に「毎週10打くらい損してる」
「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・最終日」(21日、オークヒルCC=パー70)
20位からの大逆転を目指した松山英樹(31)=LEXUS=が2バーディー、4ボギーの72で回り、通算5オーバーの29位で終えた。
出だしからパターに苦しんで3連続のボギー発進。1番パー4では6メートルのスライスラインを左に外すと、返しの2メートルも入らず3パット。2番は2・5メートル、3番は4メートルとパーパットを決めきれなかった。
折り返して11番でもスコアをひとつ落としたものの、13番パー5で反撃開始。第3打を1メートル強につける好ショットで初バーディーを奪うと、14番でもスコアをひとつ伸ばした。
前日からさらに早くなったグリーンに苦戦。「スタートの3パットが全てだったと思います」と振り返り、「パッティングはずっと課題。毎週10打くらい損してるので。どうにかしないといけないなと思いながらもなかなかうまくいかない期間ですね」と苦笑いを浮かべた。
4月のマスターズ以降は首、手首痛もあったため、約1カ月間クラブを握らず調整も遅れた。ただ、「きょうも体は問題なく回れたんでよかった」と安堵の表情。6月の全米オープンに向けて「体力を戻して、練習もたぶんできると思うのでパッティングを中心に練習したいなと思います」と2度目のメジャー制覇へ課題を克服していく。