持病悪化で昨年はわずか1試合の出場 ツアー1勝の重永亜斗夢が長期休養中に見つけた楽しみとは

 「男子ゴルフ・ミズノ・オープン・第1日」(25日、JFE瀬戸内海GC=パー72)

 ツアー1勝の重永亜斗夢(34)=ホームテック=が7バーディー、3ボギーの68をマーク。パーが少ない展開でも4アンダーをたたき出し、「なんだか僕らしくないような。ボギーもバーディーもありましたね。いい時と悪い時の差が激しいというか。でもいい方が上回っているのでスコアが伸びた感じ」と首をかしげながらも上々のスタートを決めた。

 持病の潰瘍性大腸炎と戦いながらツアー生活を送る重永。2018年の東建ホームメイト杯で待望のレギュラーツアー初優勝を飾った。しかし、2022年は持病が悪化。開幕2戦目・関西オープンから長期の休養を要して、同年は1試合のみの出場に終わった。

 思うようにいかない日々にストレスを抱え、練習機会も激減。休養中は「メンタルが病んでいた」と振り返るほどだった。

 意外なものが疲れ果た心を吹っ切れさせる要因となった。「逆に家にいるから(体が)壊れてもいいやって」。投げやりの境地で始めたのはお酒。体調の悪化とは裏腹にとこれまで年2、3回しか飲まなかった酒を飲み始めた。「メンタル的には良い意味ではけ口というか。いい感じで酔ってきたら忘れられるじゃないですか。新鮮でこういうのもありだな」。

 ハイボールが好物だという。復帰後もプロ意識を忘れず大会直前は飲まないが、「楽になった」と表情は明るい。百薬の長との良い付き合い方を見つけたのだろう。

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