川崎春花が63の大会コースレコード「腰痛で朝は棄権も覚悟」→後半圧巻の7連続バーディーに笑顔「バーディーが薬」
「女子ゴルフ・リゾートトラスト・レディース・第3日」(27日、グランディ浜名湖GC=パー72)
46位で出た川崎春花が後半の1番からの7連続を含む10バーディー、1ボギーの63でスコアを九つ伸ばし、通算10アンダーの7位に浮上した。63(9アンダー)は2日目に岩井千怜がマークした64(8アンダー)を1打更新する大会コースレコードで、ツアーでの自己ベスト。
川崎は出だしの10番でバーディーを奪うと、前半に3バーディー。後半は1番から7連続バーディー。8番パー4は2オン、3パットでボギーとし、8連続バーディーのツアー記録に並ぶことはできなかった。
前日から持病の腰痛がひどくなったといい、この日のスタート前も15球を打っただけ。「朝は本当に棄権も覚悟してラウンドし始めた。(スタートの)10番でバーディーが取れて、うれしくなって続けようと思った。『バーディーが薬』って、こういうことだなと思って回っていました。薬以上の特効薬だな」と振り返った。
63というスコアも「頑張って完走しようと、スコアをまったく気にせずに18ホールを回った結果」といい、7連続の間も「ゾーンに入っているような感覚も全然なくて、とにかく腰が痛かったので、1ホール1ホールを一生懸命に消化していく、積み重ねていくという意識のラウンドだった」と無欲を強調した。
46位から一気に浮上したが「きょうも後半の最後に腰の痛みが来てしまったので、まずは休んで、あしたも完走を目指して頑張りたい」。ホールアウト後は練習もせず、腰のケアのためにすぐにゴルフ場を後にした。