「女子ゴルフ・リシャール・ミル・ヨネックス・レディース・最終日」（４日、朝霧ジャンボリーＧＣ＝パー７２）

　長期休養中で２０２２年１０月の富士通レディース以来、８カ月ぶりにレギュラーツアーにスポット参戦した成田美寿々（３０）は２バーディー、１ボギーの７１をマーク。セカンドカットで１打足りずに決勝ラウンドは進出できなかったが、予選を通過してツアー１３勝の底力をのぞかせた。

　“熟年夫婦”の青木瀬令奈と同組でのラウンド。互いに１６番までに、決勝ラウンド進出ラインの２アンダーとしていたが、１７番でボギー。１８番パー５も残り８０ヤードの第３打がピン手前の下り傾斜に流され、８メートルから２パットでスコアを戻せず。「１７番まではほぼ同じタイミングでスコアを伸ばして、『最後のハーフ（決勝Ｒ）も一緒に回ろうね』なんて言ってたんですけど、詰めが甘かったですね。ボギーも１個。バーディーが少なかった」と振り返った。

　最後は青木と互いの健闘をたたえ合ってハグを交わし、ともに契約しているリシャール・ミルのテントに向かって手を振る姿も見られた。予選通過には「良くやったんじゃないかな。でも目標は達成したけど、もう１ハーフで皆様の前でゴルフをしたかった」と話した。

　ツアー復帰時期はまだ未定。それでも、久々のツアー参戦に「久しぶりにすごく楽しかった。やっぱりこの場所に戻ってきたいという気持ちは強くなりましたね」とうなずいた。