「女子ゴルフ・ニチレイ・レディース・第２日」（１７日、袖ケ浦ＣＣ新袖Ｃ＝パー７２）

　５８位から出た岩井明愛（２０）＝Ｈｏｎｄａ＝が１０バーディー、ボギーなしで大会コースレコードの６２をマークした。

　ツインズ最強時代到来か。前週の宮里藍サントリー・レディースは妹の千怜が自身初の完全優勝。今週は明愛がバーディーラッシュで大会記録に名を残した。６２は自身のベストスコアを１打更新する記録。「ベストスコアなのですごくうれしい」と白い歯を見せた。

　「きょうはすごいパットが入ってくれた」。飛距離、パーオン率の高さが持ち味の明愛だが、パー５でもこの日は３打目勝負。刻んでグリーンに乗せると、スタートホールの１０番では３メートル、１１番は８メートル、１２番は４メートルとボールが次々にカップの中へと吸い込まれていった。

　「先週はチャンスにつけても、何をやっても入らなかった。やっとかみ合ってきてくれた」と歯がみした先週大会から、パッティングを修正。今大会開幕前から３メートルのパター練習を重点的に行ってきた。

　今季は山下や千怜らと優勝争いを繰り広げる場面も目立つ。特に妹・千怜はすでに今季２勝。「千怜がどんどん勝っていくと、焦りもあります」と率直な気持ちを話す。それでも、今季は自身も初優勝を果たすなど上り調子。「千怜に追いつけるように、今週もチャンスなんで頑張ります」とライバルたちに負けまいと闘志を燃やした。