松山英樹「改善されたものがまた崩れた」 39位に浮上も「残念な結果」
「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第2日」(16日、ロサンゼルスCC=パー70)
83位から出た松山英樹(31)=LEXUS=は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69でスコアを一つ伸ばし、通算1オーバーの39位に浮上した。56位から出た永野竜太郎は67とスコアを伸ばし、2アンダーで12位。71の桂川有人はイーブンパーで30位、73の石川遼は2オーバーで49位と日本勢は全員が予選を突破した。リッキー・ファウラーが10アンダーで単独首位に立ち、1打差2位にウィンダム・クラーク(ともに米国)がつけた。
大きく出遅れた初日からアイアンショットの切れ味が戻っただけに、なおさら歯がゆい。松山は「10番と12番でいいパットが入ってくれたんで、スムーズにできるかなと思ったが、その後はパッティングがうまくいかなかった」と振り返った。
出だしの10番は6メートル、12番は5メートル半のバーディーパットを決めた。前日のラウンド後から「よくなりそうなきっかけが今日の14番ぐらいまであった」というが、15番は3メートルのバーディーパットがカップの縁で止まった。17番は2メートル弱を外してボギー。後半の7番も3パットで落とした。
「改善されたものがまた崩れた。試行錯誤しながらやったけど、残念な結果」。最終9番パー3は1メートルにつけてバーディーで締めたが、トップとの差はさらに開いた。
「特にパッティングを改善できたらビッグスコアも出せるんじゃないか」。挽回への手応えはあるが、残された時間は少ない。