永野竜太郎は8位で最終日へ「めちゃくちゃ楽しんでる」8番でチップインイーグル 全米OP第3日
「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第3日」(17日、ロサンゼルスCC=パー70)
12位で出た永野竜太郎が1イーグル、3バーディー、3ボギーの68でスコアを二つ伸ばし、通算4アンダーの8位で終えた。トップと6打差。中継局のインタビューで「トータルで見れば、すごいいいラウンドだった」と振り返った。
出だしの1番パー5で4メートルの下りスライスを沈めてバーディー発進。3番パー4もバーディーとすると、8番パー5ではグリーン脇の砂が混じった深いラフからの第3打を直接沈めてイーグルを奪った。
「またバーディースタートできて、8番ではラッキーなチップインイーグルもあった。流れ的にはこの3日間でフロントナインは本当によかった」。後半はスコアを一つ落としたが、最後まで集中力は途切れなかった。
2日目までと比べ、フェアウエーもグリーンも硬くなり、ピン位置も難易度がより高くなった。「前日から考えたら多分ノイローゼになっちゃう。とりあえず夜は寝ることに専念した」と、コース上で難しいセッティングと格闘した。
初めての全米オープンを「めちゃくちゃ楽しんでる」という。「セッティング自体もタフだし、今の自分ならどうやったらこの1ホールをこなしていけるか、トライしていけるか考えると疲れ方がちょっと違う。すごいポジティブな疲れなのでやってて楽しい」と表情は明るい。
15位以内に入れば来年の出場権も手に入る最終日。「最後のラウンドは絶対に集中してそんなことは考えない。明日の試合に集中し、それから考えるだけ」と目の前の一打にだけ集中しさらに上位を目指す。
日本勢では松山英樹が67と伸ばし、通算2アンダーで12位に浮上。75の桂川有人は5オーバーの50位。石川遼は78と崩れ10オーバーで65位。リッキー・ファウラーとウィンダム・クラーク(ともに米国)が通算10アンダーで首位に並んだ。1打差3位にロリー・マキロイ(英国)。