中島啓太 通算20アンダー首位タイ 誕生日に猛チャージ!今季2勝目つかみ取る
「男子ゴルフ・プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品・第3日」(24日、西那須野CC=パー72)
3位から出た中島啓太(23)=フリー=が7バーディー、ボギーなしの65をマーク。67で回った長野泰雅と通算20アンダーで並び、首位に立った。前日は人生初のホールインワンを決め、誕生日のこの日は猛チャージ。5月のミズノオープンから5週連続の最終日最終組入りを果たし、今季2勝目を目指す。66で回った河本力ら3人が通算18アンダーで3位に続いた。
23歳の誕生日を迎え、中島の勢いは増すばかりか。前日はホールインワンを決め、誕生日を迎えたこの日はバーディーラッシュ。またまたV戦線のトップに立った。
「朝のスタートで昨日のホールインワンと誕生日のことを(選手紹介で)アナウンスされたので、いつもの3倍くらい緊張した(笑)」
普段とは異なる緊張感を感じながらも、2番から3連続バーディーと好スタート。7番は1メートル弱、8番は2・5メートルと、弾道の高いショットで攻めてチャンスを作ってはきっちり沈め、後半は耐えるゴルフで同組の長野に食らい付いた。
仲の良い日体大の先輩も、この日ばかりはお祝いをしてくれるという。今大会の練習日から始まり、第1ラウンド後、そして第2ラウンド後と、河本と連日焼き肉店を訪れた。「3日連続で僕がおごってます(笑)。昨日はホールインワンのお祝いで僕が出しました。でも今日は払ってくれるそうです」。中島は1位、河本は3位で最終日を迎え、ともに優勝争いの中心にいるだけに、盛大な“前祝い”になったはずだ。
5週連続となる最終日最終組。「同じ優勝争いでも最終組と一つ前(の組)では学ぶことが全然違う。最終組に入ることにこだわって回った」と中島。優勝争いの重圧にもまれ、成長を続けている若武者が今季2勝目をつかみ取る。