渋野日向子は予選落ち「落ちるところまで落ちた」 次戦の全米女子OPは「前向きに」

 「米女子ゴルフ・全米女子プロゴルフ選手権・第2日」(23日、バルタスロールGC=パー71)

 134位から出た渋野日向子(24)=サントリー=は1バーディー、5ボギーの75と立て直せず、通算11オーバーの130位で予選落ちとなった。笹生優花が73で回り、通算イーブンパーの16位で日本勢トップ。70の西村優菜は、75と崩れた古江彩佳と並び2オーバー29位。3オーバー41位の畑岡奈紗も予選を通過し、西郷真央、野村敏京、勝みなみは予選落ちとなった。5アンダーのレオナ・マグワイヤ(アイルランド)が首位。

 4年前の全英覇者が暗いトンネルの中でもがき苦しんでいる。初日に出遅れた渋野は、この日も4オーバーと苦戦。米女子ツアーでは今季8戦目で初の予選落ちとなり、「落ちるところまで落ちたんで」と唇を真一文字に結んだ。

 2週間前に左手痛の影響で新グリップに変更したばかり。だがショットは2日間とも精度を欠いて、パーオン率は計55・6%とグリーンを捉えきれず「確かにしんどいなとは思う。こういう時期も必要かなというのをちゃんと受け入れて前に進むしかない」と自らに言い聞かせた。

 次戦は7月の全米女子オープン。大舞台が続くが「うみを出し切った感じもあったので、残念ではあるけど前向きに頑張って捉えたい」と前を向いてやるしかない。

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