岩井明愛は2勝目を逃し涙 「頼れる先輩」申ジエとのプレーオフで敗戦「また戦いたい」
「女子ゴルフ・アース・モンダミン・カップ・最終日」(25日、カメリアヒルズCC=パー72)
首位で出た岩井明愛が5バーディー、2ボギーの69でスコアを三つ伸ばし通算13アンダーで並んだ申ジエ(韓国)とのプレーオフに臨んだが、1ホール目で敗れて2位に終わった。今季、通算ともに2勝目はならなかった。
岩井明は前半だけで三つ伸ばし、後半11番のバーディーで14アンダーまで伸ばした。終盤の15、16番を連続ボギー。12アンダーに落として申ジエを1打追う展開になったが、17番パー4で第2打をピン左1メートルにつけてバーディーとし、13アンダーで並んだ。
18番パー5で行われたプレーオフは、1ホール目でバーディーを奪った申ジエに及ばなかった。「きょうは全部出し切った。ただ、途中で自分のミスもあったので練習しかない」と振り返った。
優勝を決めた申ジエとグリーン上で抱き合った場面について問われると「そうですね。お互い…」と言って30秒ほど沈黙。最近の試合で「いろいろと自分の悩みを聞いてもらったり、話すことがあった」と打ち明けた。
「頼れる先輩というか信頼できる。悔しい気持ちはあったが、ジエさんが勝ってちょっとうれしい気持ちになった」と涙。同時に「今回負けてしまったが、また戦いたいと思う一人。チャンスがあればジエさんと戦いたい」と話した。