笹生優花 1打届かずも大健闘の2位 惜敗も晴れやか 「やることをやって楽しくできた」 次戦は雪辱に向け万全を期す

 「米女子ゴルフ・全米女子プロゴルフ選手権・最終日」(25日、バルタスロールGC=パー71)

 8位から出た笹生優花(22)=フリー=が6バーディー、1ボギーの66で通算7アンダーに伸ばし、首位と1打差の2位に終わった。2021年全米女子オープン以来のメジャー2勝目はならなかった。18位から出た古江彩佳は66の5アンダーで8位。西村優菜は71の3オーバーで39位。畑岡奈紗は70で回り、4オーバーの47位だった。通算8アンダーで20歳の殷若寧(中国)がメジャー初優勝、米ツアー通算2勝目を挙げた。

 1980年に青木功と帝王ジャック・ニクラウスが4日間の激闘を演じた“バルタスロールの死闘”から43年。その歴史ある舞台で、笹生が大健闘した。1打届かず惜敗の2位に終わり「心から満足はしていない」と悔しさをのぞかせながらも、「やることをやって楽しくできた」と表情は晴れやかだった。

 5打差を追いかけた最終日。前半はバーディー一つと静かな立ち上がりだったが、9番終了後、雷雨接近による約2時間の中断で流れが変わった。

 10番で残り30ヤードからチップインバーディーを奪うと、12、13番も連続奪取と勢いづき、15番はピン右から8メートルを沈めた。最終18番パー5はグリーン左のバンカーから、ピン左に放ったアプローチショットが傾斜を伝って50センチに。首位に並んでホールアウトすると、駆けつけてきた渋野とハグを交わした。

 後続の殷若寧に抜かれ、メジャー2勝目は逃したが自信と手応えはつかんだ。今年は4度のトップ10入りを果たすも小技に苦しみ、4戦連続予選落ちを味わった。今月初旬にクラブを一部変更。新アイアンは「結構楽」と良い感触もあった。

 次戦は7月の全米女子オープン。連覇を目指した昨年は予選落ちしたが「1週間空くので、しっかり休んで準備したい」と雪辱へ向け、万全を期す。

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