片岡尚之が65の猛チャージで2位に浮上「自信につながった」苦手16番で2年ぶりパーにガッツポーズ
「男子ゴルフ・長嶋茂雄招待セガサミー・カップ・第2日」(30日、ザ・ノースカントリーGC=パー72)
10位から出た片岡尚之(25)が8バーディー、1ボギーでこの日ベストスコアの65をマーク。通算11アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。
大苦戦中だった“怪物”を乗り切り、安堵(あんど)の表情を浮かべた。今年は「The Monster16」と名前が付いた16番パー3。グリーン周りが池に囲まれた屈指の難所で2021年大会の最終日以来、2年ぶりのパーを奪取。「グリーンが3ヤードくらいに見える(苦笑)」とこれまで何度も池に沈めてきただけに、ボギーを回避できて思わずガッツポーズ。「一つ成功体験を積んだ」と自信につなげ、決勝ラウンドは「1回ぐらいはバーディも獲れたらいいですね(笑)」と攻略に意欲を示した。
2年ぶりのツアー2勝目を狙う25歳だが、今大会の練習日にまさかのぎっくり腰に見舞われた。「この年でなると思ってなかったので分からなくて」。幸いトレーナーの懸命な治療で翌日のプロアマ戦にも出場し、2日目には違和感もほぼ解消。腰を気にして前かがみのスイングを心がけたことが帰って良い影響となり「ケガの功名です」とスコアにつながった。