畑岡奈紗はメジャー初Vならず 後半崩れ4位タイ「悔しさを忘れずにこれからも努力していきたい」全米女子OP

 最終ラウンド、4番でティーショットを放つ畑岡奈紗
 最終ラウンド、2番でティーショットを放つ畑岡奈紗
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 「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権・最終日」(9日、ペブルビーチ・リンクス=パー72)

 単独首位から出た畑岡奈紗が1バーディー、5ボギーの76でスコアを四つ落とし、通算3アンダーの4位タイに終わり、メジャー初制覇はならなかった。

 畑岡は出だしの1番パー4で7メートルのバーディーパットがカップのわずかに右を通過。2番パー5も6メートルのバーディーパットが右を通過し、チャンスを連続で逃した。「昨日までピンチでもチャンスでもうまく決められたパットがきょうは決まらなかったのが、全体的にいい流れで回れなかった原因」

 前半を1バーディー、1ボギーで折り返し、同組で2位から出たアリセン・コーパス(米国)と7アンダーで並んで後半へ。12番パー3で1・5メートルのパーパットを決められずボギー。15番パー5も69ヤードの第3打をグリーン奥ラフに外しボギーとして3位に転落。このホールをバーディーとして9アンダーに伸ばしたコーパスに4打差をつけられ、後半だけで四つスコアを落とした。

 いずれもプレーオフで敗れた2018年全米女子プロ選手権、21年全米女子オープンは最終日に猛烈に追い上げた。今大会は1打リードの単独首位で迎えた4日目。「メジャーで初めてトップで最終日を迎えたので、こういう感じのプレッシャーなんだなと少し感じた部分もあった」といい「優勝してカップに名前を刻みたいというのが1番の目標ではあったが、それができなかったのは本当に悔しい」と話した。

 最終18番グリーンでは、コーパスのウイニングパットを見届け、最初に祝福した。中継局インタビューでは「最後、アリセンがパットを決めた景色、その悔しさを忘れずにこれからも努力していきたい」と悲願のメジャー初優勝への誓いを新たにした。

 25歳のコーパスは69と伸ばして通算9アンダーで優勝。米女子ツアー参戦2年目で初優勝がメジャー制覇となった。2位は6アンダーでチャーリー・ハル(英国)と申ジエ(韓国)が並んだ。3アンダーの3位は畑岡とベイリー・ターディ(米国)。

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