第二の松山英樹育成へ「大学ゴルフSリーグ」9月に大会開催 松山もメッセージ「学生時代にあったらな」

 会見にはゲストとして蟬川泰果(右から1人目)、堀川未来夢(左から1人目)が出席した。
 ビデオメッセージを寄せた松山
2枚

 一般社団法人全日本大学ゴルフスーパーリーグ(UGSL)は10日、東京都内のホテルで会見を開き、同法人の紹介と「パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグby札幌リージェントゴルフ倶楽部」の開催を発表した。また、同会見には東北福祉大OBの蟬川泰果、日大OBの堀川未来夢が出席した。

 同法人は世界に通用するゴルファー育成を目的とし、2021年の4月に設立された。近年は蟬川や中島啓太ら大学在籍中からツアーで活躍するなど、大学ゴルフは選手レベルが上がっている。しかし、国内では若い選手の実力が上がっているとはいえ、米ツアーなどの海外挑戦では世界の高い壁にはね返されることが多い。

 日大ゴルフ部監督で同法人理事長の和田光司氏は「松山君の孤軍奮闘というのが国際レベルでは実情」と日本のゴルフ界を分析した上で「世界レベルのプレーヤーの育成を目指すために、ありとあらゆる努力をしたいと考えている。そのためには、そういう選手たちのためのステージを用意するのが急務」と、同法人の理念を説明した。

 同リーグでは9月6日に新大会の「パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグby札幌リージェントゴルフ倶楽部」を開催する。北海道北広島市の札幌リージェントGC旧Cを舞台とし、現段階でアメリカ、韓国など5カ国20校の大学が参加。男女別で3日間の団体戦と個人戦が行われる。競技方法は18ホールストローク方式。また、同大会はプレ大会の位置づけとなり、時期は未定だが来年に第1回大会が開催される。

 大会開催について会見に出席した堀川は「自分の大学時代は海外の選手とゴルフをする機会が全くなくて素晴らしい機会と思った」、蟬川は「正直なところうらやましい。自分もPGAの試合に出ているが、もっともっと早く色んな海外の選手を見たかった。学生ゴルファーにはプラスに働くと思う」と、語った。

 そして松山英樹からはビデオメッセージが届いた。「このスーパーリーグが開催されることをうれしく思います。僕も学生時代にこのような試合があったらなと思っていました。何度か海外の選手と交流はありましたが、とても良い経験になりましたし、自分の力になったなと思います。参加される学生は(海外の選手と)交流を深め、ぜひ頑張って下さい。応援してます」と出場する学生たちへエールを送った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス