渋野日向子は129位と出遅れ「流れ作りが下手くそ」「途中から少し感覚がつかめた」ダナ・オープン
「米女子ゴルフ・ダナ・オープン・第1日」(13日、ハイランドメドーズGC=パー71)
渋野日向子は2バーディー、5ボギーの74で、3オーバーの129位と出遅れた。
出だしの10番パー4は第1打を左へ、11番パー4は右へ曲げて連続ボギー発進。12番パー4はグリーン右ラフからのアプローチが5メートルにしか寄らなかったが、パーセーブした。
中盤以降はティーショットも復調。折り返しの1番パー4でフェアウエーからの第2打をピン右1・5メートルにつけて、この日初めてのバーディー。中継局インタビューでは「久しぶりに(近くに)ついたんで、すごくうれしかった。ここは頑張ろうと思って入ってよかった」と振り返った。
続く2番パー3はグリーン奥バンカーの左足下がりの難しいライからの第2打を2メートルにつけるナイスリカバリーでパー。ただ3番パー4でグリーン手前からのアプローチを大きくオーバーしてボギーとし「2番もいいパーセーブができたので、やっぱり3番からちょっと良くなかった。本当に流れ作りが下手くそだなと思った」と悔やんだ。
前週の全米女子オープン選手権はバーディーが初日の1個だけで通算14オーバーで予選落ち。この日も「悔しい場面がかなり多かった」と言いながら「でも全米女子オープンの時よりはまだ良かったかな」と表情は暗くない。
特にティーショットは「途中から少し感覚がつかめた。いい動きをしようと思って、それに徹してできていたのがよかったかな」と手応えがある。一方で「他のクラブに関してはまだまだまだ。グリーン周りからも全然(パーを)拾えなかったんで、すごくもったいなかった」と言い、「大きなミスにつながらないようにはしたいが、まだまだどっかに行っちゃってるんで。それをなくせるように」と課題も認識する。
現在、自己ワーストの日米4週連続予選落ちを喫しており、5週連続を回避するには2日目の追い上げが必要だ。「明日も攻めるしかないとは思うが、しっかり自分がやりたい体の動きを意識してできるように頑張りたい」と前を向いた。
日本勢では野村敏京が71のイーブンパーでで84位、上原彩子が73の2オーバーで119位。ジャラウェー・ボーンチャント(タイ)とリン・グラント(スウェーデン)が64をマークし、7アンダーで首位に立った。