女子ゴルフ 渋野日向子「チャンスはあったのに」日米5週連続予選落ちもショットには手応え ダナ・オープン
「米女子ゴルフ・ダナ・オープン・第2日」(14日、ハイランドメドーズGC=パー71)
129位で出た渋野日向子は3バーディー、2ボギーの70でスコアを一つ伸ばしたが、通算2オーバーの107位で予選通過はならなかった。日米での予選落ちは自己ワーストを更新する5週連続となった。
課題のショットはまずまずなのに、スコアに結びつかない。渋野は「パッティングが入らなかったことに対して、やっぱりチャンスはあったのに、って思うのでそこは悔しい」と唇をかんだ。
予選通過には少なくとも四つスコアを伸ばす必要があったが、非現実的な数字ではなかった。前日は出だしで乱れたティーショットがこの日は安定。6ホールでパーオンを逃したが、ほとんどが外していいサイド。あとはパットが入れば、という場面の連続だった。
前半の4番パー4で上りの3メートル半を沈めてバーディーを奪ったが、続く5番は1・5メートルのパーパットが決まらずボギー。7番のバーディー直後も、8番パー3で1メートルをパーセーブできなかった。
終盤も13、16、17番で2~3メートルのバーディーパットが決まらない。この日は現地在住の日本人ファンらがかけつけ声援を受け「いいプレーができないのは、すごくもどかしい気持ちでいっぱい」と悔しがった。
プレー中、笑顔を見せたのは実測178ヤードの14番パー3。ピン手前に落ちた第1打はカップのわずかに右を通過し2メートル奥へ。「あわよくばという本当にいいショットが打てて、あのバーディーだったのですごくよかった」と振り返った。
苦しい状況は続くが今季はまだメジャー2戦が残っている。「きょうは久しぶりにショットの感覚、体やボールのコントロールができたと思うショットも多かった。それをメジャー2試合で結果を残せるように。1週間(試合が)開くが、練習や自分の中でいいイメージでいけるように頑張りたい」と次戦のメジャー、エビアン選手権とその翌々週のAIG全英女子オープン選手権を見据えた。
日本勢では野村敏京が72で通算1オーバーの93位、上原彩子が72で3オーバーの119位で、いずれも予選落ち。63をマークしたアニー・パク(米国)が通算11アンダーで単独首位に立った。