松山英樹は25位に後退も「明日伸ばせばチャンスはある」通算イーブンパーで首位と10打差

 15番でティーショットを放つ松山英樹
 ホールアウトした松山英樹(右)
 9番でティーショットを放つ松山英樹
3枚

 「男子ゴルフ・全英オープン選手権・第2日」(21日、ロイヤルリバプールGC=パー71)

 19位で出た松山英樹は1バーディー、2ボギーの72でスコアを一つ落とし、通算イーブンパーの25位に後退した。65をマークしたブライアン・ハーマン(米国)が通算10アンダーで単独首位に立った。2位は5アンダーでトミー・フリートウッド(英国)。

 松山はホールアウト後の中継局インタビューで「スコアを伸ばしたかったが、なかなかショットが言うこと聞かなかった。パットも昨日ほど良かったわけじゃない。苦しんだが悪くない位置だと思う。明日しっかりと伸ばせればチャンスはあるかなと思う」と振り返った。

 5番パー5で1・5メートルを決めてバーディーが先行。その後はパーセーブが続いたが、11番パー4で1メートルを外してボギーとしスコアを戻した。

 終盤はピンチの連続。16番パー4は第2打がグリーン右ポッドバンカーの10センチ手前に止まった。バンカー内の壁際ぎりぎりに足をそろえて立ち、クラブのシャフトを短く握って打ったアプローチは50センチにつくスーパーリカバリーでパーセーブした。

 最終18番パー5は第2打がグリーン左の深いラフへ。脱出を狙ったが1ヤードほどしか前進できず、第4打もグリーン左手前のバンカーへ。第5打は3メートル弱に寄せ、これを沈めてボギーでしのいだ。

 ラウンド途中に左上腕をさする場面が何度かあったが「手首じゃないところ。明日まで時間がある。明日からまた、スコアを伸ばしていけるようにしたい」と説明。首位とは10打差だが、2位とは5打差。「トップとの差はあまり考えずに、2位との差を計算しながら。明日もスコアを伸ばせれば、チャンスのある位置にはいると思う。そうなるように頑張りたい」と3日目の爆発を誓った。

 日本勢では109位で出た星野陸也が1イーグル、3バーディー、3ボギーの69で二つ伸ばし、通算2オーバーの39位で決勝ラウンドに進んだ。

 安森一貴が通算4オーバーの77位、中島啓太と比嘉一貴が6オーバーの92位、蟬川泰果が10オーバーの129位、金谷拓実が11オーバーの135位、平田憲聖と岩田寛が14オーバーの148位で予選落ちした。

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