松山英樹は13位に手応え「自然に合わせながらというゴルフができた」全英オープン

最終ラウンド、15番でバーディーを逃しさえない表情の松山英樹(共同)
最終ラウンド、18番でショットを放つ松山英樹(共同)
優勝し、トロフィーにキスするブライアン・ハーマン(共同)
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 「男子ゴルフ・全英オープン選手権・最終日」(23日、ロイヤルリバプールGC=パー71)

 17位で出た松山英樹は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70でスコアを一つ伸ばし、通算3アンダーの13位だった。ホールアウト後の中継局インタビューでは「トップ10には入れなかったが、自然に合わせながらというゴルフが今回はできたんじゃないかなと思う」と4日間を振り返った。

 この日は午前中から雨が降り、強い風も吹く悪条件。「1番ホールの第2打が3番アイアンで200ヤードも飛んでいなかったので、ちょっとびっくりした」。そんな中、4番パー4で第2打がグリーンから距離のあるバンカーにつかまり、第3打は左横に出すだけ。4オン2パットでダブルボギーが先行し、さらに7番パー4もボギーとして1オーバーまでスコアを落としたが、ここから立て直した。

 「後半になって風が少しやんで、いいプレーができたかな」。前半最後の9番パー3で奥5メートルから沈めてバーディーを奪うと、後半の11、12番は第2打を2メートル、2・5メートルにつけて連続。16番でも4メートルを決めてスコアを伸ばした。日々、気候条件が変化した4日間を戦い抜き「これを来年以降、完成された形で対応ができるようになったら、もっと上位を狙えるかな」と1年後への手応えをつかんだ。

 メジャー勝利とともに目標とする最終戦のツアー選手権(8月)出場には、狙い通りには前進できなかった。年間ポイントランキング30位までの選手が出られ、今大会前の年間56位から一気に浮上するためにもトップ10を狙ったが「一つか二つ伸ばせば入れるかなと思ってたが甘くなかった」と苦笑い。13位では年間54位に二つランクアップしただけだ。

 松山は昨年まで継続中では最長となる9年連続でシーズン最後の大舞台に進んでいる。ツアー選手権前の残り4試合で年間ランクを30位以内に上げられるか。「この順位では6連戦する感じ」と全英から最終戦まで休みなく出続けることも覚悟した。

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