渋野日向子が3カ月ぶりの60台 3日目終えてイーブンに「もう少しいけたと欲はちょっと」エビアン選手権

 12番でアプローチショットを放つ渋野日向子(共同)
 16番でバーディーを決めた渋野日向子(共同)
 ホールアウトし同組の選手と抱き合う渋野日向子(共同)
3枚

 「米女子ゴルフ・エビアン選手権・第3日」(29日、エビアン・リゾートGC=パー71)

 39位で出た渋野日向子が3バーディー、1ボギーの69でスコアを二つ伸ばし、通算イーブンパーで終えた。ホールアウト時点で暫定29位。

 4月末のJMイーグルLA選手権以来、日米6試合ぶりに進んだ決勝ラウンドで、4月12日のロッテ選手権初日以来となる60台をマーク。ホールアウト後の中継局インタビューでは「ショットは今日が1番パーオン率が高かったので、チャンスについたところもあったし、ロングパットをしっかり寄せてパーを拾えたところもあった。(グリーンを)外したところで粘り強くパーセーブできたのが、伸ばした結果につながったかなとは思う」と振り返った。

 10番スタートから序盤はパーをセーブ。12番は1メートル半、13番は2メートルを沈めてピンチをしのぎ、チャンスを待った。16番パー3ではピン奥2メートルにつけてこの日初めてのバーディー。18番パー5でもグリーンを狙った第2打は左のバンカーに外したが、そこから1メートル半に寄せてバーディーとし、前半をボギーなしの34で折り返した。

 後半は2番パー3をボギーとしたが、続く3番パー4でバウンスバック。第1打をフェアウエー左のバンカーに入れたが、第2打を1メートルにつけてバーディーを奪い返した。

 14番パー3で2メートルのバーディーチャンスを外すなど「悔しい気持ちもあったが、チャンスにつけられているのは、いいふうには捉えていた。そんなにめちゃくちゃ『あー』ってなることもなかったかな」。一方で「朝スタートで風がそんなに吹かなかった。できるだけ頑張ろうとは思っていたが、もう少し行けたところもあったかなっていう欲はちょっと思ってたりする」と打ち明けた。

 最終日へ向けては「どの辺(順位)までっていう目標は特にないが、今いる位置よりは上で終われるようには頑張りたい。攻めたい気持ちもあるが、メリハリでしっかりできるように」と話した。

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