男子ゴルフ 石川航が3アンダーの好発進 遼の弟で河本力の同級生 横浜ミナトチャンピオンシップ

 18番をパーで終えた石川航
 1番でティーショットを放つ石川航
2枚

 「男子ゴルフ・横浜ミナトチャンピオンシップ・第1日」(3日、横浜CC=パー71)

 石川遼の弟・航が5バーディー、2ボギーの68でラウンドし、3アンダーで初日を終えた。ホールアウト時点で暫定7位。「風が強くてすごく難しかったが、全体的に自分の理想に近いプレーができていたので、その結果が3アンダー。特にパッティングが、4メートルくらいのバーディーパットが入ってくれてスコアを作りやすかった」と振り返った。

 2021年12月のプロ転向後、ツアー出場は4戦目。初日のスコアをしてはこれまでのベストだ。特に昨年の大学卒業後は体作りに時間を割けるようになったといい、1日1時間、週3~4日のトレーニングで2年前と比べ体重は10キロ増の76キロに。飛距離は10~15ヤードほど伸びて平均300ヤードになった。

 その結果、この日は504ヤードの長い16番パー4で1打目に3番ユーティリティーを選択。両サイドのブッシュに入れば大たたきの危険性があるコースで、方向性を重視した短いクラブでも飛距離を稼ぎ、第2打は8番アイアンで1・5メートルにピタリ。「それでバーディー。ここが一番良かった」と胸を張った。

 これまで遼の弟として注目を浴びてきた。「お兄ちゃんのこと見て尊敬していたが、最近は僕と同年代の選手がすごくツアーを引っ張っている。対抗しようとはまだ思ってないが、すごく尊敬している」。日体大の同級生の河本力、1学年後輩の中島啓太ともにツアーで2勝。彼らの活躍が刺激になっている。

 その河本とはこの日、同スコア。「(午前スタートだった)力の3アンダーは正直、目標にしていなかった。でもやっぱり4日間で勝負しなきゃいけないなと思う」。2日目へ向けて「まずは4日間できるように、予選通過できるようにしたいので、今日と一緒でコース外にボールが出ないように意識してプレーしたい」と気を引き締めた。

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