渋野日向子「68」で単独首位キープ 「安定したゴルフできている」

 「米・欧州女子ゴルフ・スコットランド・オープン・第2日」(4日、ダンドナルド・リンクス=パー72)

 渋野日向子(24)=サントリー=は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算12アンダーの132で単独首位をキープした。2位は2打差のマヤ・スタルク(スウェーデン)。畑岡奈紗と勝みなみは、通算3アンダーで14位。西村優菜はイーブンパーで39位。昨年優勝の古江彩佳は3オーバーの65位で決勝ラウンドへ進んだ。

 単独首位で2日目を迎えた渋野は「緊張はしていなかった」が、1番で3パットのボギーで「早速ずっこけた」。しかし、その後はボギーなしで5バーディーと粘りを発揮し「2日間、すごく安定したゴルフができている」と胸を張った。

 最初のミスがかえって幸いした。「冷静になろうと思った。早めにボギーがきて良かった」。2番で2メートルを沈めて取り戻すと、5番パー5は8メートルに2オンさせてバーディーとするなど、ほぼノーミスのプレーを続けた。

 後半はグリーン上もさえ11番で8メートル、14番は難しいラインを読み切り6メートルを沈めた。同組のスタルクが12番から5連続バーディーを奪ったのを横目に「欲が出たのかな。ドライバーをぶんぶん回した」と、終盤は攻めの姿勢も見せた。

 第2ラウンドを終えて首位に立つのは20年全米女子オープンと22年シェブロン選手権以来で、いずれも最終成績は4位。「緊張はすると思う。でも、予選カットの緊張じゃないから」と、ひそかな自信を抱いて決勝ラウンドに臨む。

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