川崎春花 あるぞ今季初優勝 スランプ脱出で2位浮上「自分の目標設定をしてゴルフができたら」

 通算9アンダーの2位に浮上した川崎春花
18番でショットを放つ川崎春花。通算9アンダーで2位
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 「女子ゴルフ・北海道meijiカップ・第2日」(5日、札幌国際CC島松C=パー72)

 8位から出た川崎春花(20)=村田製作所=が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算9アンダーの2位に浮上した。ツアールーキーの昨季はメジャーを含む2勝を挙げたが、今季は3位に終わった3月のアクサレディース以降不振に。父やキャディーからのアドバイスで安定感あるショットを取り戻し、今季初優勝を狙う。68で回った鈴木愛が10アンダーで単独首位。3カ月ぶり復帰戦の原英莉花は2アンダー44位で予選を通過した。

 失意の底からはい上がってきた。不調で優勝争いから遠ざかり、「メンタル的に苦しくて試合に行きたくないな」と涙するほど落ち込んでいた川崎が67と急伸。スランプ脱出とともに今季初Vチャンスが到来した。

 ショット力が戻ってきた。2番パー3は4メートル、3番パー4は残り169ヤードから6Uを握ってピンの左1メートルにピタリ。今季はフェアウエーキープ、パーオン率ともに昨年よりも数字を落としていたが、曲がらず正確なショットで、危なげなくバーディーを積み重ねた。

 「今までは結構、感覚で打っていた」と感覚派のショットメーカー。それだけに、不調の原因が自分では見いだせなかった。復活の契機は父や帯同キャディーからのアドバイス。アドレス開始時に左肩が下がる悪癖を指摘され、修正。本来の安定感があるスイングを取り戻した。

 4月のアクサレディースでは2日目に単独首位に立ちながら、「スコアも(優勝争いの)相手も意識した。相手のバーディーで一喜一憂してしまった」と最終日に不発。反省を胸に、自身のゴルフに一点集中あるのみ。「自分の目標設定をしてゴルフができたら」と好スコアをたたき出すことだけを考える。

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