畑岡奈紗が暫定首位も「正直、結構いけたなと思う。悔しい気持ちが大きい」AIG全英女子オープン
「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・第1日」(10日、ウォルトンヒースGC=パー72)
メジャー初制覇を目指す畑岡奈紗が6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70でラウンドし、2アンダーで初日を終えた。ホールアウト時点で暫定首位タイ。
2番パー4で6メートルを決めた畑岡は3番パー4も連続バーディー。5番パー3も奥からの7メートルを沈めるなど流れをつかみ、中継局インタビューでは「いい距離のパットが決まってくれて、グリーン上でチャンスをものにできた。パッティングが本当に前半は良かったと思うし、後半も惜しいところあったがうまくできてると思う」と胸を張った。
惜しまれるのは6番パー5のダブルボギー。第1打をポッドバンカーに入れて3オンできず「(右ラフからの)4打目のアプローチもちょっとポッコンして」とグリーン右手前のバンカーに入れてしまった。さらに3打を要し「せめてボギーで抑えてれば。悔しい」と振り返った。
ホールアウト時点で暫定首位タイ。スコアが伸び悩む展開で6バーディーを奪いながら、15番パー4では1メートルもないパットを外してボギーとするなどした。それだけに「正直、結構いけたなって思うので、悔しい気持ちの方が大きい」と2アンダーには満足していない。
7月のメジャーは全米女子オープン選手権が4位、エビアン選手権が3位。いずれも優勝を争いながら最終日に伸ばせず沈んだ。今季最後のメジャーにかける思いは強い。
「パッティングは結構、自信を持って強めに打てている。それは明日以降も継続できるように頑張りたい」。メジャー制覇の鍵にグリーン上のできを挙げる畑岡だけに、初日の好調を最終日まで持ち込みたい。