「女子ゴルフ・ＡＩＧ全英女子オープン・第１日」（１０日、ウォルトンヒースＧＣ＝パー７２）

　海外メジャー初挑戦の１９歳、桜井心那が３バーディー、１ボギーの７０でラウンドし、２アンダーで初日を終えた。ホールアウト時点で畑岡奈紗らと並び暫定３位。

　桜井は５番パー３で最初のバーディーを奪うと、６番パー５でも連続。１３番パー４をボギーとしたが、１６番パー５で確実にバーディー奪ってスコアを戻した。ホールアウト後の中継局インタビューでは「いい意味で緊張感もなくいつも通りプレーできたかな。後半から風が強くなったが耐えるところで耐えて、アンダーパーで回ることができてホッとしている」と振り返った。

　急きょ、全英女子出場が決まったのが前週の国内ツアー、北海道ｍｅｉｊｉカップ開幕前日。３位で大会を終えた直後に渡英した。

　「やっぱり日本とは全く雰囲気も違う。同伴者の方もうまいし、すごく飛ぶし、小技もやっぱりすごいなって感動するようなところもあった。もうこっちに来てよかったなって思った」。初めての大舞台で見るものすべてに心を奪われながらも、自分のプレーを貫けるのが大器たるゆえんだ。

　プロ２年目でレギュラーツアー本格参戦１年目の今季、すでに２勝。遠く離れた英国の地でも勢いは増すばかりだ。「順位は気にしてなかったので、終わってみて結構いい位置にいてビックリしている。でも、まだまだ１日目が終わったばかり。順位を気にせずに明日からもアンダーパーで回れるようにしっかり頑張りたい」と穏やかな表情で話した。