「女子ゴルフ・ＡＩＧ全英女子オープン・第３日」（１２日、ウォルトンヒースＧＣ＝パー７２）

　２８位で出た西村優菜が、１イーグル、３バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの７２で、通算１アンダーの１７位で３日目を終えた。

　猛烈な追い上げだった。１６番パー５で２日連続のイーグルを決めると、１７番パー３もバーディー。さらに最終１８番パー４も、フェアウエーから第２打を左２メートルにつけてバーディーで締めた。

　３ホールでスコアを四つ伸ばし、スタート時と同じ１アンダーに。「最後は根性で乗り切ったっていうか。なんかあんまり自分の実力っていう感じはしないが、結果的にゼロ（この日イーブンパー）に戻せてよかったかなと思う」。少し疲れた様子で振り返った。

　この日は「あまりうまくプレーできなくて。不運もたくさんあったが、なかなか自分の流れに戻せず、ちょっと悔しい前半を過ごしてはいた」。４番でボギーが先行後、５番パー３の第１打はバンカーに入れただけでなく左足下がりの難しいライ。１回で脱出できずダブルボギーとした。

　一時は３オーバーまでスコアを落としたが、後半はショットの縦距離を合わせて見事にカムバック。「ちょっとドタバタした３日目ではあったが、修正できるところもたくさんある。しっかり修正して明日につなげたい」と最終日の爆発を誓った。