畑岡奈紗は11位 序盤につまずき追い上げ不発「チャンスをつかめず悔しい」 AIG全英女子オープン

 18番でパーパットを決める畑岡奈紗
 ホールアウトする畑岡奈紗
 12番でティーショットを放つ畑岡奈紗
3枚

 「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・最終日」(13日、ウォルトンヒースGC=パー72)

 9位から出てメジャー初制覇を目指した畑岡奈紗は74とスコアを落とし、通算2アンダーの11位に終わった。首位から出たリリア・ブ(米国)が67と伸ばし、通算14アンダーで4月のシェブロン選手権に続くメジャー2勝目を挙げた。

 首位と5打差を追ってスタートした畑岡が、いきなりつまずいた。出だしの1番パー4は、グリーン奥からパターで打った第3打を寄せられず、2メートルオーバー。パーパットはカップに届かずボギー発進となった。

 4番パー4では第1打をフェアウエーに置けず苦戦。2メートルのボギーパットも決まらず痛恨のダブルボギー。「今日は出入りの激しいゴルフになってしまって、ダブルボギーも二つ打ってしまった。アンダーパーで回ってくるのは厳しい状況だった」と悔しそうな表情で振り返った。

 全米女子オープン選手権が4位、エビアン選手権が3位と、今シーズンも悲願のメジャー制覇まであと一歩と迫りながら届かなかった。今大会も「初めてここのコースに来た時から、すごく自分向きのコースだと思っていた」と優勝だけを見ていただけに「チャンスを作りたかったが、それがつかめず本当に悔しい」

 これで今年のメジャー5戦は終了。「直近でのメジャーは、すごくいいところまで来てると思う。来年のメジャーに向けて残りのシーズンも頑張りたいし、もっともっとレベルアップできるように頑張りたい」と言葉を絞り出した。

 日本勢では古江彩佳と山下美夢有は70、西村優菜は73、勝みなみは75で回り、いずれも通算イーブンパーの21位。吉田優利は通算1オーバーの30位、西郷真央は2オーバーの36位、桜井心那は5オーバーの50位、川崎春花は17オーバーの73位だった。

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