宮里優作 省エネゴルフで首位浮上 最終日最終組は小林正と同組「加齢臭が漂う?」

 「男子ゴルフ・Sansan・KBCオーガスタ・第3日」(26日、芥屋GC=パー72)

 通算7勝の宮里優作(43)=フリー=が1イーグル、6バーディー、1ボギーの65をマークし、通算14アンダーで小林正則、宋永漢(韓国)とともに首位に並んだ。永野竜太郎と鈴木晃祐が1打差の4位。金谷拓実が通算12アンダーで6位、鍋谷太一ら4人が11アンダーの7位で続いた。昨年覇者の河本力と石川遼は8アンダーで17位。賞金ランキング1位の中島啓太は6アンダーで30位だった。

 19位で出た宮里が一気に首位に浮上した。前半の9番パー5で残り256ヤードの第2打を5番ユーティリティーで8メートルにつけてイーグル。これで波に乗った。後半はボギーなしの4バーディー。18番パー5もラフからの第2打を安全な位置に運び、残り83ヤードの第3打をピン2メートルにつけてバーディーで締めた。

 酷暑の中「いかに省エネでいけるか」を意識。フェアウエーを外したのは2度だけで、マネジメント重視でスコアを伸ばした。

 2003年からプロとしてツアーに参戦。片山晋呉や谷口徹らがしのぎを削っていた当時を「若手はだらしないと言われていた」と思い返す。現在は20代前半の選手が台頭する中で優勝から遠ざかり「今もだらしないと言われている」と苦笑いした。

 自身30度目の最終日最終組は47歳の小林正と同組。「加齢臭が漂う組にならない?」と笑わせながらも「正確性と経験を武器に戦うしかない。(優勝の)チャンスが来れば攻める。攻めないと勝てない」。6年ぶりのツアー8勝目を目指す。

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