宋永漢が7年ぶり2勝目 最終18番で自打球が足に当たるハプニングも乗り越え「日本で勝ちたかった。本当にうれしい」

 通算17アンダーで優勝し、トロフィーを掲げる宋永漢
 通算17アンダーで優勝し、水をかけられる宋永漢
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 「男子ゴルフ・Sansan・KBCオーガスタ・最終日」(27日、芥屋GC=パー72)

 首位で出た宋永漢(韓国)が6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69でスコアを三つ伸ばし、通算17アンダーで2016年のSMBCシンガポール・オープン以来、7年ぶりのツアー2勝目を挙げた。16アンダーの2位は永野竜太郎。

 宋永漢は前半に4バーディーを奪うなど順調にスコアを伸ばし、13番終了時点で20アンダーとした。16番パー4をボギーとした後、最終18番パー5は第1打が右ラフへ。つま先上がりの第2打はヘッドがうまくボールにコンタクトできず、フワリと上がった球が自分の右ふくらはぎに当たって後方のラフに落ちた。

 以前のゴルフ規則では自打球が当たった場合は1打罰が科されていたが、2019年のルール改正で無罰に変更。宋永漢は第3打でフェアウエーに出し4オン、3パットのダブルボギーとしたが、通算17アンダーで逃げ切った。

 18番グリーン脇で仲間にペットボトルの水をかけられ手荒い祝福を受けた宋永漢は優勝インタビューで「ちょっと前まで暑かったが、今は涼しくて気持ちいい」と最高の笑顔。「初めての優勝はシンガポールだった。やっぱり日本ツアーのメンバーなので、日本で勝ちたかった。(7年間は)長かったがきょう勝てて本当にうれしい」と話した。

 4位で出た永野竜太郎は6バーディー、3ボギーの69でスコアを三つ伸ばしたが、1打及ばずツアー初優勝はならなかった。

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