永野竜太郎「69」チャージも1打届かず 初V逃して苦笑い「宋選手が愛嬌を出したので」
「男子ゴルフ・Sansan・KBCオーガスタ・最終日」(27日、芥屋GC=パー72)
4位で出た永野竜太郎(35)=フリー=が6バーディー、3ボギーの69で通算16アンダーに伸ばしたが、首位と1打差の2位に終わった。首位タイで出た宋永漢(韓国)が通算17アンダーで、2016年以来となるツアー通算2勝目。14アンダーの3位に宮里優作、鈴木晃祐、鍋谷太一、勝俣陵。石川遼は16位、昨年覇者の河本力は24位、賞金ランキング1位の中島啓太は35位に終わった。
悲願のツアー初優勝はお預けとなった。2位に終わった永野は「宋選手が愛嬌(あいきょう)を出したので」。勝者が終盤に三つスコアを落とした結果の惜敗を、苦笑いで振り返った。
10番まではボギーが先行し「前半に(多くのバーディーを)取れなかったのが、詰められなかった要因」。フェアウエーキープ率は50%とティーショットで苦戦し、8番は3パットのボギー。11番以降に4バーディーを奪ったが、前半だけで四つ伸ばした宋永漢には最後まで重圧をかけられなかった。
6月の全米オープン選手権では日本勢最高の20位。今季は国内ツアー出場11試合で5位以内が4度。持ち前の飛距離にパットがかみ合い始め「自分のゴルフに集中できている」というが、届きそうで届かない栄冠に険しい表情を浮かべた。