片岡尚之 3ボギー我慢、我慢の69「やってらんないっす。このコース」 ツアー2勝目へ“M”貫徹

 「男子ゴルフ・フジサンケイ・クラシック・第2日」(1日、富士桜CC=パー70)

 2位で出た片岡尚之(25)=CS technologies=が4バーディー、3ボギーの69でスコアを一つ伸ばし、通算4アンダーで中島啓太、鍋谷太一、金谷拓実とともに首位に並んだ。1打差5位に岩田寛、2打差6位には石川遼と今平周吾らがつけた。アマチュアの中野麟太朗(早大2年)は73と落とし通算イーブンパーで11位に後退。初日首位の竹安俊也は1オーバーの17位。

 いつもならバーディーが一番の喜びだが、ここでは違う。スコアを一つ伸ばして首位タイで2日目を終えた片岡は「ほんとドMになりきんなきゃ、やってらんないっす。このコースは」とため息交じりに笑った。

 難しいインからスタートし、第1打を左ラフに外した12番パー4、池に入れた16番パー3でボギーが先行した。ただ、16番は池の手前からの第3打を30センチにつけて「ナイスボギーだったかな」。18番をバーディーで折り返すと、「6番、8番を楽しみにずっとやってた」と後半は二つのパー5を含め3バーディーを奪った。

 「バーディーを取るのが楽しいじゃないですか、普通は。ここはもうどんだけナイスパーを取れるか。パーでどんだけ喜べるか」

 特に長い距離が残る2打目以降が我慢のしどころだ。15番パー4は、フェアウエーからの第2打をあえてグリーン手前へ運び、アプローチを1メートルに寄せてパーセーブ。「奥は絶対ダメっていうホールは、飛んでもグリーンエッジまでっていうマネジメントでやってたら、2日間いいスコアで回りました」と振り返った。

 ちなみに普段の片岡もMなのか?「どっちなんすかね。まあでもSっぽいと思いますけどね。知らんけど」。2021年のプレーヤーズチャンピオンシップサトウ食品以来のツアー2勝目を目指す決勝ラウンド。「ほんとにチャンスホールで取って、あとは耐える。それだけじゃないかな今週は」とMを貫徹する。

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