石川遼「記憶にない」痛恨の5パットでトリプルボギー 3位→19位で終わる 「すごく焦ってしまった」
「男子ゴルフ・フジサンケイ・クラシック・最終日」(3日、富士桜CC=パー70)
3位で出た石川遼は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの76でスコアを六つ落とし、通算3オーバーの19位に終わった。15番では「記憶にないですね」という5パットのトリプルボギーをたたいた。
距離が長く難しい15番パー4はフェアウエーからピン奥5メートルに2オン。しかし、ここからが悪夢だった。
「最初のバーディーパットを上りと下りをちょっと見間違えた」と2メートルもオーバー。返しも1メートルほどオーバーし、3パット目も「2メートル半ぐらいの下りのきつい方に行っちゃって、みたいな感じで」と石川。「バーディーパットは難しいラインだったが、狙いに行ってしまってった。最初からジャストタッチで、寄せにいくような、2パットでOKというような狙い方をしてたら、起きなかったと思うが、全部狙っていった感じだった」と説明した。
この日は3日目まではグリーンをとらえていたショットが乱れ、深いラフからのアプローチも寄せられなかった。「グリーンを外れた瞬間、グリーン周りのラフの洗礼をかなり受けて。それでボギーが先行した感じになってしまった」という。
「グリーンに乗らなかったところはほぼボギーにして、乗ったところはバーディーを取ってみたいな感じで。バーディーを取れるゴルフはできていたが、すぐにボギーが来る。そういう内容に自分ですごく焦ってしまった」といい、それが15番でも無理にバーディーを狙いにいくパットになったと自己分析。「前半からの小さ小さなストレス、焦りの積み重ねで、(最後まで)持たなかった」と一日を振り返った。