桜井心那 10代ツアー3勝!宮里、畑岡に続く史上3人目「尊敬する人たちに続けるように」

 「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・最終日」(3日、ゴルフ5カントリー美唄=パー72)

 1打差2位からスタートした桜井心那(19)=ニトリ=が4バーディー、1ボギーの69をマーク。最終18番のバーディー奪取で混戦を制し、7月の楽天スーパーレディース以来の3勝目を逆転で飾った。10代での3勝は宮里藍、畑岡奈紗に次ぐツアー史上3人目。1打差の2位に山下美夢有と小祝さくらが入り、初日から首位だった鈴木愛は2打差4位に終わった。

 ここ一番の場面で飛距離も伸び、集中力も最高潮に。今が伸び盛りの桜井が、その実力を存分に披露したサンデーバックナインになった。

 2、5番でバーディーを奪ったが、9番でボギー。2打差2位で勝負のインに入った。「ドライバーショットがバカ飛びして」という12番424ヤードパー4はピンまで49ヤードを1メートル弱につけてバーディーを奪った。そして小祝、山下と首位に並んで迎えた18番。セカンドショットで集中力を研ぎ澄ませた。

 「ここでベタピンについたらカッコいいな。プレーオフはホントにやりたくないし…。バーディーで上がりたい」。124ヤードを46度ウエッジで打った第2打は左手前2メートル。「今日初めて緊張した。しびれました」というが、「緊張で緩まないように強めに打つということを想定して(曲がりを)浅めに狙って打ちました」。これまでの優勝争いの経験をしっかり生かした。

 桜井自身は「カップにどう入ったかも覚えてない。でも、よかったぁという感じ」と話したが、勝負強さを印象づける3勝目になった。出場選手中、ただ一人3日連続60台。10代での3勝達成が宮里、畑岡に次ぐ3人目と聞くと「お二人は本当にすごい方たちで、名前を並べるなんておこがましい」と語った。

 さらに、こう言葉を続けた。「尊敬している人たちに続けるようにもっと頑張りたい」。そんな桜井は初日のスタート前にキャディーがくれた四つ葉のクローバーと、前夜に食べた好物のうな重の話に「だから優勝できたのかも」と笑った。

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