川崎春花 連覇へ「明るく、楽しく、元気に回りたい」 スイング改善で「良い感覚」復調気配
「女子ゴルフ・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」(7日開幕、パサージュ琴海アイランドGC=パー72)
女子ゴルフの今季メジャー第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は長崎県長崎市のパサージュ琴海アイランドGC(6755ヤード、パー72)で、7日に開幕する。6日はプロアマ戦が行われ、昨年大会を制した川崎春花(20)=村田製作所=が、コースで最終調整を行った。未勝利の今季は不振に苦しんでいるものの、スイングを改善し上昇気配。予選は申ジエ、同期の桜井心那と同組で、桜井とともに奮闘することを誓った。
プロ初優勝から1年。自身初の大会連覇へ川崎が京都人らしくはんなりと「去年とコースが違うので、そんなに気負わずにというか、新たな気持ちで今週を迎えられる。明るく、楽しく、元気に回りたい」と笑顔を見せた。
プロ1年目、まだ19歳だった昨季。同大会を最終日に4打差をまくる大逆転Vを果たした。「自分でも信じられない優勝をしてから、もう1年たったんだなって」。同年10月にも1勝を挙げ、さらに新人戦も勝利。一気にトッププロへと駆け上がった。
しかし、今季はまだ未勝利で、9度の予選落ちと不調。思い通りの球が打てずに苦しんでいる。だが、それも3週前にコーチからスイングチェックを受け改善傾向。「良い感覚が出てる」と復調気配をつかんでいる。
予選は同学年かつプロ同期の桜井心那と回る。互いに『はるちん』『ここなっつ』と呼び合う仲だ。「すごく練習するし、ゴルフに対して真剣。勝つ選手だと思うし、友達として尊敬している」と川崎。感心せずにいられない同期は前週、史上3人目の10代3勝を成し遂げた。
今年1月には川崎、桜井、佐藤心結の3人で4日間、パサージュ琴海で合宿も行った。コースの予習はばっちりだ。「心那ちゃんと一緒に良いプレーができるように私も頑張る」と、ともに大会を盛り上げていく。