大槻智春3勝目 2打差3位からの逆転劇「自信に」「メジャーで勝って、海外にも挑戦したい」
「男子ゴルフ・パナソニック・オープン・最終日」(24日、小野東洋GC=パー72)
大槻智春(33)=真清創設=が6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算20アンダー、268として2打差3位から逆転優勝した。約1年ぶりの通算3勝目。3打差の2位は米沢蓮と宋永漢(韓国)。長野泰雅がさらに1打差の4位、永野竜太郎が5位で続いた。賞金ランキング首位の中島啓太は68と伸ばし通算13アンダーの8位に入った。
2打差を追った大槻は2、3番で連続バーディー。上位選手が苦戦する中でその後はパーを重ね、ハーフターンで首位にいることを知った。
「まだホール数もあるし、普通にやっていこう」と自らに言い聞かせ、10番から2連続バーディー。2打リードで迎えた最終18番は4メートルのバーディーパットをねじ込み勝利を確実にした。「今季は調子が良くなくて自分に期待していなかった。それがいい方向にいったのかな」と笑った。
「ショットが良くて、リズム良く打てた。ノーボギーがうれしい」。ピンチらしいピンチはなし。「前半は風が強い中、風の読みを早い段階で修正できた」。冷静さの光る逆転勝利だった。
10月の日本オープン選手権へ弾みもつけた。「久しぶりにいいゴルフができた。自信になった。メジャー(国内三大大会)で勝って、海外にも挑戦したい」と夢を膨らませた。