「女子ゴルフ・スタンレー・レディースホンダ」（６日開幕、東名ＣＣ＝パー７２）

　前週の日本女子オープン選手権を制し、２週連続優勝がかかる原英莉花が５日、プロアマ大会に出場するなどして最終調整した。この試合後に渡米し、来季米女子ツアーの出場権をかけて２次予選会に出場予定。「結果はコントロールできない。自分のできるショットをしっかり打って、納得できる形で終われたらなと思う」と話した。

　男子のレジェンドで師匠の尾崎将司には、３日に２度目の日本女子オープン制覇を報告。「うれしそうにしてくださって、グータッチをしていただきました」。そんな感激の祝福があった一方で、ジャンボからの言葉は「今日からエリカを尊敬することにしたよ。おまえじゃねえ方のな」。最終日最終組で何度、突き放そうになっても食らいついた菊地絵理香の粘りを「あれはすごかった」とたたえることで愛弟子にさらなる奮起を促した師匠の前で、原は直立不動で「ハイッ」と応えるしかなかった。

　それほどまでの激戦を制した疲れもなく、体調も「大丈夫」。今大会にはアマチュア時代から出場経験があり「コースは十分に分かっている」。鍵となるホールには、短いながらも距離感を合わせるのが難しい１６番パー３、第１打で左右どちらにも曲げられない１７番パー４と終盤の二つを挙げた。