プロ、アマ同一大会連覇へ 蟬川泰果が倉本昌弘以来42年ぶりの偉業に挑戦「後悔ないように」

 「男子ゴルフ・日本オープン選手権」(12日開幕、茨木CC西C=パー70)

 昨年大会の覇者・蟬川泰果(22)=フリー=が11日、開幕前日の公式会見に出席し、大会への意気込みを語った。

 東北福祉大4年時に出場した昨年大会は1927年の赤星六郎以来、95年ぶりのアマチュア優勝という大偉業をやってのけた。しかし、今季は初めて前年優勝者として迎えた9月のパナソニック・オープンで予選落ち。それだけに「1試合目は予選落ちとふがいない結果に終わってしまったので、最終日を迎える前に面白い位置にいることが目標」と意気込んだ。

 昨季はまさにとどまるところを知らない勢いを見せていた。当時は勝利に対して「あの時は優勝したいというのが強かった年なので、すごく勝ち癖というか勝負勘は自信満々にあった」と貪欲だった。しかし、今季は4月の関西オープンのプロ初優勝以降、半年間勝利から遠ざかる。蟬川にとって「この半年間優勝がなくて、どうやって勝ってたのかなと思う日々がある」と“勝ち癖”を少し忘れてしまっているが、「そのチャンスはいずれ来ると思う。チャンスを逃さなければ」と、辛抱強く久々の優勝を狙う。

 今大会を勝てばアマチュア、プロでの同一大会連覇となり、過去に達成したのは1980年~81年の中国オープン(84年まで5連覇)を制した倉本昌弘だけ。史上2人目の偉業に加え、シーズンも終盤で現在ランキング4位の賞金王争いも意識する時期だが「賞金王を取りたいという思いがあったり、日本オープンで連覇したいという気持ちがあるが、今年の一番ビッグトーナメントが控えている中で、大事な一戦になってくると思うので、後悔ないようにできれば」と、目の前の一戦に集中する。

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