稲見萌寧が首位発進 19メートルパット沈めた!「久しぶりに長いの決まった」
「女子ゴルフ・富士通レディース・第1日」(13日、東急セブンハンドレッドC=パー72)
稲見萌寧(24)=Rakuten=が7バーディー、1ボギーの66でラウンドし、6アンダーで阿部未悠、イ・ミニョン(韓国)、岩井千怜と並び首位に立った。1打差の5位は福田真未、川崎春花、神谷そらの3人。前週優勝の森田遥は4アンダーで、山下美夢有らとともに8位。3連覇を目指す古江彩佳はイーブンパーの43位と出遅れた。
思わず拳を突き出した。6番パー4で稲見の19メートルのバーディーパットは「『真っすぐ打つ』って言って打った」とみるみるカップに近づき最後は確信。「出だしはフックして、スライスしてフックしてスライスして入った。久しぶりに長いのが決まった」と喜んだ。
「まぐれっぽい」と謙遜するが、この日は「パッティングが決まってくれたので、スコアにつながった」。グリーン上で流れを作り、2メートルを沈めた5番からの3連続を含む7バーディーを奪った。
前週の最終日からエースパターのテーラーメイド・トラスTB1に戻した。同時に「ストロークを改造した。フェースの動きを真っすぐ引いて真っすぐ打つイメージから、開閉するよう意識した」と左に出ていたミスを修正した。
首位発進は9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来。「初日はいいスタートを切れるようになってきた。もう1ランク上に行けるように。ピンを狙い続けてスコアを出せるように頑張りたい」。待望の今季初勝利となる通算13勝目へ狙いを定めた。