岩崎亜久竜が“シルバーコレクター”返上の逆転ツアー初V!石川遼は大健闘の2打差2位でZOZO出場当確
「男子ゴルフ・日本オープン選手権・最終日」(15日、茨木CC西C=パー70)
首位と3打差の7位から出た岩崎亜久竜(25)=フリー=が6バーディー、1ボギーの65をマーク。通算8アンダーで、ツアー初優勝を日本オープンの大舞台で成し遂げた。
前半からショットが好調で4つのバーディーを奪い、折り返し地点で平本をかわして単独首位に立った。後半は石川が追いかけてくる中で、距離の残るピンチのパーパットをしのいで後続を寄せつけず。最終18番はティーショットを大きく曲げながらも2オンに成功し、バーディーで締めくくった。
昨季はレギュラーツアーで2位が3回、ツアー選手権森ビル杯でも3位と優勝を逃し続けてきた“シルバーコレクター”。昨季賞金ランク3位の資格で今季は欧州ツアーに挑戦したが、出場15試合で予選通過が3度だけ。国内でも不振に陥り、苦しいシーズンを送っていた。
3位から出た石川遼は、出だしの1番で3オン2パットのボギー発進となったものの、前半をイーブンパーで乗り切ると、14番パー3でバーディーを奪い、単独2位に浮上。しかし、岩崎との差を詰められず、6アンダーで首位と2打差の2位。日本オープンでは2008、09年に続く自身3度目の“銀メダル”となった。
直後の囲み取材では「本当に良いゴルフをできた。それだけです」と涙。ただ、賞金ランクは15位から8位まで上がる見込みで、金谷を除く賞金上位8人が出場できる次週のZOZOチャンピオンシップへの出場権を確定的にした。