石川遼「背伸びしすぎず自分のゴルフを」 ZOZOチャンピオンシップに3年ぶり3度目の出場

 1番のティーショットを放つ石川遼
 プロアマで本番さながらの鋭い眼光を見せる石川遼(撮影・開出牧)
 プロアマでアプローチショットを放つ石川遼(撮影・開出牧)
3枚

 「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ」(19日開幕、アコーディアG習志野CC=パー70)

 3年ぶり3度目出場の石川遼が18日、プロアマ戦に出場するなどして最終調整した。難しい米ツアーのセッティングで「自分なりのマネジメントがどこまでできるか。背伸びしすぎず、本当の自分のゴルフを4日間やる」と意気込んだ。

 日本オープン選手権2位の前週の好調を継続している。前半の9ホールのうち、フェアウエーを外したのは2度だけ。三つのパー3を除く6ホールはすべてドライバーを握り、短いパー4の2番と右ドッグレッグの8番で、それぞれフェアウエーの先と左ファーストカットにわずかに外しただけだった。

 密集して重いラフを避けるためにも「キーになる」と位置付けたドライバーショットはほぼ狙った場所へ。2番と17番ではグリーン脇からチップインバーディーも決めるなど小技もさえ、同伴のゲストたちを沸かせた。

 日本オープンの1週間は「間違いなく今年の僕のベスト」という内容だった。ミスもあったが「そのときどきの対処で最後まで冷静な判断ができた」というのが理由。「今週の方がより厳しそうなセッティング。優勝スコアは15アンダーから上くらいに伸びると思うが、判断力は引き続き今週も試されるし、自分の課題かな」と難コースに挑むスタンスは前週と変わらない。

 同時に2年ぶりに5月の全米オープン選手権に出場したことで「全体的な世界の選手の水準、選手層が肌感覚だが見当はつく」。かつては海外選手と自分を比較することもあったが、もはや「見学というか、どんな感じなんだろうという気になることはない」と言い切る。

 「1日3アンダー、4アンダーが目指す数字」と掲げた通りにプレーできれば、自身が予想した優勝スコアに合致する。日本ツアーから出場する12人の日本選手にチャンスはあるのか。「世界のトップオブトップを相手に簡単な話でない」と前置きした上で「今週めちゃくちゃ調子がよくて、ハマる選手は必ず出てくる。可能性はなくはない」。そう評論家のように話したが、それが石川自身であっても不思議ではない。

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