小平智が3打差5位 5年ぶり2勝目へ「何とか耐えられた」ZOZOチャンピオンシップ

 9番グリーンでラインを読む小平智(撮影・開出牧)
 7番、ティーグラウンドで笑顔を見せる小平智(撮影・開出牧)
 8番グリーンでラインを読む小平智(撮影・開出牧)
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 「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・第3日」(21日、アコーディアG習志野CC=パー70)

 3位で出た小平智が2バーディー、1ボギーの69でスコアを一つ伸ばし、通算6アンダーで首位と3打差の5位で終えた。石川遼も69で回り、4アンダーで前日同じ8位。61位で出た松山英樹は68をマークし、通算3オーバーで48位に上げた。

 小平が5年ぶりの米ツアー2勝目を射程圏内に捉えた。6番パー5は残り97ヤードの第3打を、56度のウエッジで奥3メートルにつけてバーディー。続く7番パー3はピン右1・5メートルにつけて連続とした。17番パー4で落としたが「本当に落ち着いて前半からできた。後半は苦しいゴルフだったが、何とか耐えられた」と振り返った。

 前半に下りのパットが残ることが多く、後半は上りばかり。「前半のタッチの感じが速いという意識があって、後半は打ち切れなかった」。それでも11番パー4は手前からの4メートルをねじ込んでパーセーブするなど踏みとどまった。

 2018年に米ツアーのRBCヘリテージで優勝。その後も米国を主戦場にするが、結果を出せずにいる。「この5年間いい経験ができているし、いろんなコースで自分の対応能力はついたと思う。なかなか上位にはいけないが、その苦しい中で我慢するゴルフというのも身についてきた。それが今、ここで生かされているんじゃないか」

 米ツアーでの久しぶりの優勝争いも「緊張感があるしギャラリーも多いし、(最終組で)調子いい選手と回っているのでやっぱりうまい。そういう中でできるのはいろいろと幸せ」と喜びをかみしめる。

 現在、年間ポイントランキングは183位。主催者推薦で出場する今大会を含めた残り4試合で好成績を残し、125位以内に入れば来年1月開幕の新シーズンのシードを得られる。「今日も緊張がある中でいいゴルフができたのは自信になった。明日も緊張すると思うが、その中でいいゴルフができて、また自分の自信に変えて、またアメリカに戻りたい」。強い決意を胸に5年ぶりの2勝目をかけた最終日に臨む。

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