石川遼 日本勢トップ4位!1万人超ギャラリーを魅了 米再挑戦へ意欲「遅すぎることはない」

 「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・最終日」(22日、アコーディアG習志野CC=パー70)

 8位から出た石川遼(32)=CASIO=が8バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの67でスコアを三つ伸ばし、通算7アンダーで日本勢最上位の4位に入った。通算6アンダーの6位だった平田憲聖、久常涼とともに次戦、11月にメキシコで行われる米ツアーの出場権を獲得した。2カ月ぶり実戦復帰の松山英樹は5オーバーの51位。4位で出たコリン・モリカワ(米国)が63をマークし、通算14アンダーでツアー通算6勝目を挙げた。

 米ツアーの舞台で石川が主役の一人になった。最終18番パー5で、3メートルのバーディーパットを沈めると勝者に対するような大歓声。「観客の皆さんの力はすごく感じた。ありがたい」。7アンダーに伸ばしてこの時点で2位。最終的には4位となったが、日本勢トップフィニッシュだ。

 「ショットは今週で一番よかった」。前半からバーディーを重ねたが11番でボギー、12番でダブルボギーと連続でスコアを落とし「久しぶりに頭に血が上った」という。

 どちらも手応え十分の第1打が悪いライのラフへ。無理にグリーンを狙わず刻んだのに、特に12番の第3打はパーを狙ったショットが「がっつり裏目に出て」とグリーン奥へ外してしまった。

 精神的にダメージを受けたが、14番の第1打が「今週イチのいいスイングができた」ことで復活。3年前から取り組んだドライバーなど世界に通用するロングゲームを展開するためのスイング改造が形となって表れ、そこから3連続バーディーを奪った。

 2013年から17年の米ツアー参戦時は2度の2位が最高。今回の4位で来月2日からのワールドワイドテクノロジー選手権(メキシコ)の出場権を獲得し「自分としては出たい」。米ツアー再本格参戦も「常に思っている。遅すぎるということはないと信じている」と情熱を隠さない。

 「まさかこんなに上位で耐えているとは。今日は点数としては低い」と自己評価は辛口だったが「19年に出た時よりもいいゴルフができていると感じる。ここから少しずつでもステップアップできるように」。30歳を超えても進化を追い求め続ける姿勢こそが、石川の強さだ。

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