原英莉花 眠眠打破!米国から帰国即出場も眠気知らず2位浮上「3時間でも生きていける」

 「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・第2日」(28日、武蔵丘GC=パー72)

 8位から出た原英莉花(24)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が5バーディー、1ボギーの68でラウンド。山下美夢有、川岸史果とともに通算7アンダーで首位と2打差の2位につけた。まさかの失格に終わった米女子ツアーの来季出場権を懸けたQT2次予選から帰国して間もないが、時差ぼけの影響を感じさせないプレーでスコアを伸ばした。67の鈴木愛が9アンダーで単独首位に浮上した。

 原英にとっては時差ぼけなんてなんのそのだ。24日に米国から帰国してまだ4日。睡眠サイクルは狂い、前日午後9時30分に床につくと、午前3時に起床してしまった。だが少し早過ぎる朝の目覚めにも目はぱっちりで、この日も疲れ知らずの4アンダーと快調に飛ばした。

 「元々ショートスリーパーで短い睡眠時間でも大丈夫。今年は睡眠改革で8時間は寝ようとしてるけど、なかなか守れない(笑)。ゴルフがなければ3時間でも生きていける」

 本人の言葉どおり、心配はいらなかった。眠気で集中力を欠くなんてことはない。「苦しいところで良いパットが決まってくれた」と12番は4メートル、14番は3メートルのパーパットをセーブ。間の13番は下り傾斜の難しい2・5メートルのバーディーパットを決めるなど、グリーン上が好調だった。

 最終18番パー5はらしさ全開でバーディー締め。残り245ヤードから「今日イチのショット」という第2打で豪快に2オンさせ、楽々2パット。小祝、吉田優との豪華メンバーのラウンドで、最後は大ギャラリーから一番大きな歓声を浴びた。

 首位とは2打差。国内ツアー前戦の日本女子オープンから、自身初の2戦連続Vも見えてきた。米国でのQT2次予選はスコア誤記による失格という大きな挫折を味わったが、クラブを持てばその表情は自信に満ちあふれる。この日着ていた秋色漂うチェック柄のウエアに「かわいい?チームには秋葉原にいそうと言われた」と笑みを浮かべた原英が、シーズンが終わる秋の終わりまで勢いを持続させていく。

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