珍事?岩井千怜の球に明愛のアプローチがまさかの衝突 リプレース位置分からずギャラリーが教える
「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・最終日」(29日、武蔵丘GC=パー72)
ボール同士が衝突する珍事が起きた。
9番パー5。岩井明愛がグリーン右のバンカーから放ったアプローチが、ピンの右手前1メートルほどにつけていた千怜の球に当たった。姉妹の球がぶつかるというハプニングに、周囲のギャラリーから驚きの声が上がった。
明愛の球はピンの奥側でストップ。一方、千怜の球はピンにより近づいた。ただ、当てられた側はルール上、元の位置にリプレースすることになっている。しかし、競技再開のために呼ばれた競技委員はリプレースする位置が分からず、「すいません。球がどこにあったか分かりますか?」と周囲のギャラリーに呼びかけた。すると、ギャラリーたちも「少し右だよ」「もっとピンの近く」と協力的に位置を教えていた。
再開後、千怜はバーディーパットを沈めた。この日前半だけで4バーディーを奪い、8アンダーで優勝争いに加わっている。