政田夢乃 “5度目の正直”合格見えた!58位→18位急浮上 古江彩佳らと同じ2000年度生まれ“プラチナ世代”
「女子ゴルフ・JLPGA最終プロテスト・第2日」(1日、JFE瀬戸内海GC=パー72)
政田夢乃(23)=フリー=が5バーディー、1ボギーの68をマーク。通算3アンダーで初日58位から、合格圏内の18位まで急浮上した。古江彩佳や西村優菜らと同じ2000年度生まれの“プラチナ世代”。ジュニア時代の世代の旗手が、これまで4度の挑戦で苦戦してきたプロテストで、今年こそはチャンスをつかみ取る。11位から出た馬場咲希は71で、14位に後退。日章学園高3年の菅楓華が68で回り、8アンダーで首位に浮上した。4日間のラウンドで20位タイまでが合格する。
プラチナ世代の政田が“5度目の正直”で合格を視界に捉えた。14番で8メートルのバーディーパットを沈めるなど「今日はパターのおかげ」とグリーン上で手応えあり。58位の出遅れから、一気に18位まで浮上してきた。
強豪ひしめく同世代をけん引してきた。古江、西村、吉田優らを抑えて、2014年は全国中学生ゴルフ選手権を、17年は全国高校ゴルフ選手権をそれぞれ制した。しかし、今年のコースで行われ、初受験だった19年のテストは合格ラインに1打及ばなかった。
ジュニア時代からしのぎを削ってきたライバルたちに、今や海外挑戦やメジャー優勝で先を越された。ただ、政田も21年からは日本女子プロゴルフ協会ツアー外の大会に参加し、今年は既に4勝を挙げるなど実績と実力は十分。「リベンジみたいな形ですけど、ここで通って同じ舞台で戦いたい」と、チャンスをつかんでみせる。
◆政田夢乃(まさだ・ゆめの)2000年7月28日、札幌市出身。3歳からゴルフを始める。札幌新川西中2年時に西村、吉田優らを抑えて全国中学生ゴルフ選手権で優勝。北海学園札幌高に進学し、2年時に全国高校ゴルフ選手権も制した。日本女子プロゴルフ協会傘下外のマイナビネクストヒロインツアーで4勝を挙げている。154センチ、54キロ。