日米女子ゴルフ 渋野日向子は通算10アンダー「めちゃくちゃやべえミスは最低限」TOTOジャパンクラシック

 勝みなみ(左)にはめてもらったハートの指輪に満面に笑みを浮かべる渋野日向子(撮影・開出牧)
 “霧中のコース”で恋に夢中?濃霧で遅れたスタート時間を待つ間、小指にハートの指輪をはめて遊ぶ渋野日向子(撮影・開出牧)
 10番、大ギャラリーに囲まれてティーショットを放つ渋野日向子(後方中央)=撮影・開出牧
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 「日米女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第3日」(4日、太平洋クラブ美野里C=パー72)

 40位で出た渋野日向子は5バーディー、1ボギーの68でスコアを三つ伸ばし、通算10アンダーで終えた。「最近は3日目に落としてしまう謎の現象があって、それが頭の片隅にあったので、何とか4アンダーで回れてよかった」と安どした。

 プレーの内容についても「絶対に先週とか先々週とかよりはショットの質はマシになっている」と上向き。「まだミスも多いし、全然コントロールもまったくできていない状態」と言いながらも「めちゃくちゃやべえミスは最低限で済んだかな」と振り返った。

 出だしの10番パー4は3パットのボギー。それでも15番パー4のスーパーショットをきっかけに流れをつかんだ。残り168ヤードを5番ユーティリティーで放った第2打は、ピン左手前に落ち、右への傾斜にも乗ってカップの手前10センチへ。お先バーディーを奪った。

 「思ったよりも低いボールが行ったので、打った瞬間『あっ』と言ったんだけど、『あって言ったのに、寄ってるじゃん』って(穴井)詩さんに言われました。あはは」とうれしそうに振り返った。

 2オンに成功した17番パー5は「(8メートルほどの)イーグルパットを打てたのにショートしてしまってすごく残念」。悔しいバーディーとなったが、続く18番パー4はフェアウエーからの第2打が右に出て「焦った、めちゃくちゃ。本当に(右手前の)池に入ったと思った。謎のキックで(グリーンに)乗ってくれたからよかった」。6メートルの下りフックを沈め「簡単なラインではなかったが、打ち切れてよかった」と2連続バーディーとした。

 ただスコアを2桁アンダーに乗せても、上位の背中はまだまだ遠い状態。最終日へ「もうちょっと頑張らないと本当に全然ダメ。1個ボギーを取ろうが、頑張れる。あきらめずに明日も攻めていきたい」と気合を入れた。

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