川崎春花 来季シード権当落線上→2打差2位好発進 後半に別人の5連続バーディー「一つ学びに」

 「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第1日」(16日、エリエールGC松山=パー71)

 年間ポイントランキングで49位の川崎春花(20)=村田製作所=が5連続を含む8バーディー、2ボギーの65で回り、6アンダーで竹田麗央と並び首位と2打差の2位につけた。岩井千怜が大会コース記録タイの63をマークし、8アンダーで単独首位。5アンダーの4位に年間3位の岩井明愛、前週優勝の西郷真央ら9人。年間1位の山下美夢有は2アンダーで34位、同2位の申ジエ(韓国)はイーブンパーで55位と出遅れた。

 後半に別人になった。前半のインをイーブンパーで折り返した川崎が1番から5連続バーディー。「あまり考えてなくて、パターも距離感だけ意識したら入ったみたいな感じ」とニコリと笑った。

 2番で7メートル、3番では9メートル、5番は10メートルを沈めた。「昨日、キャディーさんとライン読みの練習もして、それが今日はうまくいったり、強かったのも入ったりがあった」。

 今大会後の年間ポイントランキング50位以内が来季シードを獲得するが、448・06点の49位と当落線上付近にいる。51位には10・95点、52位には46・86点のリードがあるが安心できる差ではない。

 前週までは出場3戦連続予選落ちで、この日は「ずっと緊張していた」。朝イチ、10番パー4の第1打がフェアウエーをキープできず、パーパットも2メートル。「それを何とかしのげて、いったん落ち着いて、また緊張しての繰り返し」と長い一日を振り返った。

 ルーキーイヤーの昨季は2勝を挙げ新人王にも輝いたが、今季は0勝。現状を受け入れ、この試合には「自信を持って臨めるようにしっかり準備しよう」とあえて来季シードを意識してプレーする。

 好スタートを切り「今日の感じでプレーすればこういうスコアが出ると一つ学びになった。明日以降に生かしていきたい」。さらにスコアを伸ばし来年の仕事場を確定させる。

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