女子ゴルフ 堀琴音が0・35点差でシード喪失に涙 年間51位で来季前半戦出場権は獲得も 大王製紙エリエール・レディーズ

 最終日、18番でバーディーを決め笑顔の堀琴音
 最終日、1番でティーショットを放つ堀琴音
 1番のティーショットを放つ堀琴音
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 「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・最終日」(19日、エリエールGC松山=パー71)

 6位で出た堀琴音が3バーディー、1ボギーの69でスコアを二つ伸ばしたが、通算9アンダーの9位タイに終わった。今大会終了時の年間ポイントランキング50位以内に来季シードが与えられるが、堀は大会前に55位だった年間ポイントランキングは51位までしか上げられず、3季連続6度目のシードはならなかった。年間51~55位の来季前半戦の出場権は得た。

 ホールアウト後は「シード争いはしたことがなかった。こんなに気持ちがつらいんだと思った」と言って涙。苦しんだシーズン序盤から年間55位までランクを上げた時点で「苦しかった」と言い「これで年間50位に入ればラッキーだけど。今週は予選落ちせず、最後をバーディーで上がれた。また来年はもう一回、優勝できるように頑張りたい」と声を絞り出した。

 堀が50位以内に入るには、最低でも単独11位以上が必要だった。この日は他の上位選手がスコアを伸ばす中で、スタートから10ホール連続でパー。11番パー5でボギーが先行する苦しい展開だったが、直後の12番でバーディー。16番パー3でもバーディーを奪った。

 取りたかった17番パー5で上り2・5メートルのバーディーパットを決められず天を仰いだが、最終18番パー4で意地を見せた。残り168ヤードの第2打は「いちかばちか。どこへ行っても状況は変わらない。ピンしか見ていなかった」。4番ユーティリティーで放ったボールは左30センチにつくスーパーショットとなり、バーディーで9アンダーに伸ばした。

 最終的に9位には堀を含めて6人が並び、56・25点を加算。年間ポイントを445・66点に伸ばしたが、この大会で予選落ちしていた年間50位の浜田茉優には0・35点差で及ばなかった。

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